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事例紹介 CASE

在庫管理のデジタル化で残業時間を大幅に削減し、 <br>効率的な営業活動を行いたい!のサムネイル
お客様導入事例

在庫管理のデジタル化で残業時間を大幅に削減し、
効率的な営業活動を行いたい!

飲食店むけにこだわりの鰹節を販売しているお客様から、「労働環境をなんとか改善したい」との依頼を頂戴しました。
お話を聞くと、個人経営の飲食店が多いため、夜閉店してから鰹節の注文が入る事が多く、夜中に電話やFAXで来る注文を営業担当者が早朝から確認し、商品配達までを行っていました。
また、在庫管理が完全にアナログであり、商品の保管場所や保管状態がルール化されておらず、担当者が倉庫内を歩き回って注文された商品を探すということが常態化していました。
その結果、在庫差異や誤出荷が頻発しており、その対応のためまた労力が掛かるというまさに負のスパイラル状態でした。
それでも経験豊富な熟練スタッフが早朝5時からの出勤や晩遅くまでの残業をすることにより、なんとか日々の出荷業務は回せている状況でした。
「働き方改革が叫ばれる中、速やかに労働環境を改善しないと業務が立ち行かなくなる」経営層の危機感から三協にシステム開発の依頼がありました。

ロケーション管理とバーコードを貼付することで
アルバイトスタッフでも商品を出荷可能な状態へ!

ロケーション管理とバーコードを貼付することで<br />
アルバイトスタッフでも商品を出荷可能な状態へ!

実際にエンジニアチームが早朝から泊りがけで現場を拝見させていただきましたが、現場で作業をしている方の記憶力と臨機応変さに驚かされました。
記憶だけで2階の隅に保管されている似通った商品の中から注文分をピッキングしたり、お目当ての商品がなかった際には勘と経験を頼りに他のスタッフが取り置き分として別に保管している場所を探してみたり。
神業と感心する一方で、情報の共有化や業務の属人化という観点では大きなリスクを孕んでいる状態でした。
三協がシステム開発において、最初に取り組んだのはすべての商材にバーコードを貼付することでした。
鰹節に加えて醤油や乾物など、飲食店向けに様々な商品を納めており、バーコードがついてない商品も少なくありませんでした。
外装では同じように見えても大きさや容量が異なる商品も多く、バーコード管理を徹底することにより、誤出荷や在庫差異を大幅に改善することが可能になります。
まず商品マスタを整備し、仕入時に同梱されている仕入伝票から発注データを呼び出すシステムを構築することにより、正しいバーコードを発行することが自動的に可能となります。
また、異なるバーコードを貼ってしまった場合は即誤出荷に繋がるため、バーコードを貼付する作業については弊社も一緒に行いました。
また、ロケーション管理を徹底し、倉庫内のどの場所に何の商品があるかを正確に紐づけました。定番比率やSKU数を勘案し、商品ごとに指定の格納場所を定めないフリーロケーションを採用しました。
その結果、リアルタイムでの精緻な在庫管理が可能となり、今日入社したスタッフであっても注文商品を正確に素早くピッキングすることが可能な状態となったため、早朝の出荷対応を社員ではなく、アルバイトスタッフだけで完結することが可能となりました。
その結果、「残業が減ったことで家族の団欒時間がとても増えました」とスタッフの方から嬉しい報告をいただきました。

細やかな入出荷管理によって、
「SANTA」は売上拡大・利益拡大の頼もしいツールとなる

細やかな入出荷管理によって、<br />
「SANTA」は売上拡大・利益拡大の頼もしいツールとなる

バーコードの貼付を100%漏れなく実施したことにより、似たような商材を目視で確認することが不要となったため、商品の品番間違いがなくなりました。これにより、誤出荷によるクレーム対応や再配達の手間が激減したため、営業が後ろ向きな仕事から解放され、販売促進やお客様との関係構築という本来あるべき業務に専念することが出来るようになりました。クレームが多くなると、単価交渉でも不利になってしまうため、売上単価をしっかりと確保するという意味でも質の高い在庫管理は大切です。
また、お客様より「納品時に飲食店からその時点で不足している商品(醤油、昆布、乾物など)の追加注文を受ける場合が多い。再配達はコストも掛かるのであらかじめ余分な在庫をトラックに積み込んで配達したい」との要望がありました。「SANTA」導入前はこのような運用は個別で営業担当者ごとに個人記録で運用しており、在庫がずれたり余分な仕入れ行う原因となっていました。「SANTA」によって通常出荷とは別枠で余剰分の持ち出しについてもシステム上でリアルタイムの在庫管理が可能になりました。その結果、「商品の積間違いがほぼゼロになったことにより、再配達をすることなく不足分の注文を伸ばすことが出来た。また、データ上であるはずの商品を倉庫中探し回る手間や営業担当が余剰分として持ち出していないかを聞いて回る手間も一切なくなった」と喜びの声を頂戴しています。

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